鎌は除草、草刈りの主役の用具だが公園清掃では地上部の茎部分を刈るだけではなく、刃先を地中に入れて草の根を切る「ばっこん(抜根)」、他に刃先がノコギリ状の枯茎用の刈り取り鎌もある。

竹ぼうき

 竹の細枝を束ね4~5cmの太さの1m30程の枝に針金で縛りつけたもの。細枝が回転してしまうと使用できないので串枝が挿してある。近年中国で竹の枯死が相次ぎ、品質が悪くなった。枯れる前の青枝が望ましい。適当な腰の強さを求めて、新品状態でビニール紐で縛り補強して使用する。

熊手

 竹ほうきと同様で中国産が主流。熊手の串の間隔や取っ手部との華手号をビニール紐や針金で縛り補強して使用する。他に狭い所に使用する「ミニ熊手」もある。

箕(み)

箕は落葉や枯れ枝(50㎝程度に折る)や除草した草を集め回収する用具で「みの(蓑」」ではない。チリ取りと同様の用具で片手で利用するが重いときは両手で使ったり大中小のサイズの違いもある。他に砂を振い落せる「石箕」も建設現場では使用される。

剪定ばさみ

 

のこぎり

 

砂ふるい

砂ふるいは砂場の砂に小石や異物が混入した際に砂をかき出し、ふるいに掛けて硬く締まった砂を更新します。建設現場ではセメントに砂を混ぜてコンクリートを作る時使用します。他に小規模ですが食器洗いの水切りのケースを利用する場合もあります。

ブロアー

ブロアーは噴き出す風の力で落葉を一方に集める機械です。2サイクル式、4サイクル式の別があり、ガソリン式の他に電動式もある。ガソリンの混合比率が25:1や50:1のもの。肩掛け式以外に背負子式のものがある。

かりはらい機(かたかけ)

刈払い機は機械除草の主力機器です。混合ガソリン式で最も普及しています。排気量23ccが主流ですが18cc程度の家庭菜園用や30ccのものもあります。

耕うん機

一般的には田んぼや畑を耕すのに用いますが、公園清掃では砂場の砂を整備するために使います。

高圧洗浄機

水道水の圧力を増幅し、高圧の水を噴射する洗浄機です。清掃のほか、草花の水やりにも用います。

車両

公園内の収集した落葉やごみを移動するために平ボデーの軽トラックや軽バン、2トントラック、2トンダンプカー、軽ダンプカー、2トンパワーゲイト車、パッカー車、作業員移動車があります。

ごみ袋

ごみ袋は東京都指定の炭酸カルシュウム含有のごみ袋を回収用にする。内容量によって41リットル・70リットル・90リットルがある。他に1m四方の「とん袋」もある。

リヤカー

リヤカーは公園内のごみ回収に使用する。本来は自転車の後ろに接続し使用した。金属部のみで販売され木部は別注か自作となる。近年はゴムタイヤ部、リム部、チューブも入手困難となっている。

スコップ

スコップは砂場の砂の掘り起こし、入れ替えに使用する、先の尖った「剣先スコップ」と平らな面にある砂を掬い取る「角スコ」がある。近年は都心部も降雪対策で雪かきに使用する。

エンジン式芝刈り機(ロータリー式)

エンジン式芝刈り機は四輪車構造で車体の中心部にロータリー式の刃を持っています。本来除草用の機材ではなく芝生を短く刈り込む、ゴルフ場や野球場の管理機器です。自走能力があり、人間を乗せて使用される乗用型もあります。共に公道は走れません。

カワサキ

 

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